若手起業家が資金調達をするうえで重要なこと - 陽のあたる場所へ

若手起業家が資金調達をするうえで重要なこと

The 6th KBC Business Contest パネルディスカッションの写真

2011年12月17日 慶應義塾大学 日吉キャンパス協生館 藤原洋記念ホールで開催されたビジネスコンテスト「The 6th KBC Business Contest」で知人が発表を行うということでしたので遊びに行って来ました。

その中で投資家の方々のお話を聞くことが出来ましたので内容をまとめてみました。

投資を受けて起業したいと考えている方の参考になればと思います。

パネラーの投資家

2011年の投資業界の傾向

  • 本間氏 : 2011年はスタートアップに投資するファンドが増えた。
    若者が小枠で起業を始める機運が高まっている。
  • 渡辺氏 : 投資を受けている会社はほぼインターネット業界。
    スタートアップで投資を受けている会社は30~50社くらい。
    1社あたり高くて数100万くらい。

2011年 どのような分野にお金が流れたか。

  • 以下小林氏 : 今、日本のインターネット業界をリードしているのはソーシャルゲームのDeNAGREE
  • その周辺にまつわるgumigloopsなどのサードパーティ系のサップと言われる分野が高収益となっている。
  • サップ系の会社に投資が集まっている。
  • もう一つの流れとしてFacebookの浸透率の高まり、急速なスマートフォンの普及、それら周辺にまつわるソーシャルなんちゃら系のスタートアップの会社が投資を受けている。
  • 投資家的な観点から見て利益規模が大きい「ゲーム系」が圧倒的に効率は良い。今後、インターネット情報系サービスが生き残るためには主力セクターであるソーシャルゲーム分野と連携した収益モデルを考える必要がある。

2012年の投資業界の予測

  • 以下小林氏 : 2011年はインキュベーターブームやビジネスプランコンテストが増えてきたので、投資を受けるスタートアップは過当競争になる。
  • ヨーロッパの信用不安は非常に大きくファンド業界に影響を与えている。海外では資金が引いており、グローバルな流れで見ると来年、ベンチャー企業への投資はスローになる。(既にスローになってきている)

2012年 熱いと思われるサービスや分野は・・・

  • 渡辺氏 : 「アドテック系サービス」と「スマートTV」に注目している。
  • 本間氏 : 「Eコマース分野」に注目。ネットでは売れないと思われている商材にチャンスがある。例えば結婚指輪とか。
  • 小林氏 : 重点投資分野は「Eコマース」。欧米や中国などで「どんなモデルが、なぜ成功しているか」を調査している。
  • 渡辺氏 : 投資家視点で良い会社かどうかの判断基準は、その会社のサービスが海外に展開出来るかどうか。海外展開できるとユーザの桁が違ってくる。グローバルを意識する事はとても重要。

投資する際に重要していること。どういった会社や人に投資したいと思えるか。

  • 渡辺氏 : ゴールが見えていない会社や人が多い。サービスを作ることが目的となっていて、会社をどうしたいのか、売上を上げてその先にどうしたいのかが見えていない・考えていない会社が多い。逆にゴールが見えている会社は投資しやすい。
  • 小林氏 : 社会的な意義があるサービスを考えている会社は有利。逆にマネタイズを考えていない会社や、目的も無く数年後にIPOしたいと考えている会社は全く興味ない。

学生は面白いアイディアが浮かんだら直ぐに起業すべきか、ベンチャー企業などで数年勤め、経験を積んでから起業すべきか。

  • 小林氏 : お勧めする方法は1人で有料アプリを作って稼ぐこと。モノを作り売る力が身に付く。その力を身に付けてから起業する。
  • 本間氏 : お金を受け取る社員とお金を振り出す経営者とでは全く感覚が事なる。学生の内にお金を振り出す経験を積むことをお勧めする。
  • 渡辺氏 : 今は数年前と比べ起業しやすい環境である。起業して仮に失敗したとしても良い経験だと思う。その後、再就職して勉強して起業の再チャレンジしても学生は若いんだから十分取り返せる。チャレンジして損は無いと思う。
  • 小林氏 : 自分は幸せの人生を行きたいと思っている。幸せの人生とは「自分の人生を切り開いて、生きている事を実感すること。」と思っている。「起業は形式」なので幸せを感じられれば形式にこだわる必要な無いと思う。
    お金はある程度稼ぐと興味が薄れてくるもの。最近はお金ではなく社会的な意義や社会を変えて行くような起業家を支援したいと考えている。

僕も起業やサービスを行う上で「社会性」を考えることが一番大事だと思います。

最後に学生へのメッセージ

  • 小林氏 : 自分の好きに生きるのが一番。学生は自由な時間が多いので、起業するも良し、海外に行くも良し、自由に好きな事に時間を使いましょう。「自分の時間の価値を最大化できる人が成長するし、成長できる人が成功する」と思う。
  • 渡辺氏 : 好きに生きるためには資金調達はしない方が良い。(会場爆笑 www)
    誰のシガラミを受けずに、自分のチカラとお金だけで勝負するのが一番。(強く納得です)

普段なかなか聞くことの出来ない投資家の方々から、刺激的で面白いお話を聞くことが出来とても勉強になりました。知人に感謝☆

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